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共通語・発音上の特徴<母音の無声化>

2.母音の無声化

1. 原則的には、無声子音のk・s・t・h・f・p に挟まれた母音i u
口構えだけ残って無声化する(△印の母音を無声化)
 
2. i やu が語尾や文末にあり、しかもその拍にアクセントが無い場合は、無声化する
 
  この場合、その後に有声音が続くと無声化しない(▲印は無声化しない)
 
3. 無声化する拍が二つ以上続く時は、発音を明確にするため無声化の弱い
ものを無声化しない
 

無声化は、一語一語ゆっくり発音すれば有声音であるものが、話す時の普通
の速さでは無声化するというものです。アクセントとの関係や個人差もありま
すので、一概に規則的にはめ込むわけにはいかず、むしろ音の連なり方によっ
て自然に起こる現象だと言えます。母音の無声化も意味の明確さが損なわれる
場合は、無声化しない方がよいと言えます。

【ワーク1】
無声化が起こるところを見つけましょう。(無声子音―k s t h f p

【ワーク2】
一回目は無声化しないで、二回目は無声化して発音してみましょう。
耳で聞いて感じをつかんでください。(△は無声化の印です)

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