一般社団法人
話しことば研究機構
-
06-6355-0874
(受付時間 11:00 ~ 17:00)
お問い合わせ
HOME | ご挨拶 | 音声表現力検定 | アナウンス力検定 | 講座・研修 | 合格者の声 | 話しことばの処方箋 |
HOME > 話しことばの処方箋 > 敬語だけに使う特別な形
敬語だけに使う特別な形「先生、疲れませんでしたか」「明日はどこへ行くんですか」「いつもは何時ごろ寝るんですか」。学生は私に、こんな風に話しかけてきます。なるほど、友達同士より丁寧な改まった感じで話しているようです。 でも、この言い方には、「です」「ます」の丁寧語が使われているだけで、尊敬語は使われていません。この場合、疲れる、行く、寝るという動作を表す尊敬語を使う必要があります。 前回、ほとんどのことばに使える尊敬語の基本形「お(ご)?になる」「れる、られる」をご紹介しましたが、今日は、この基本形に当てはまらない「敬語だけに使う特別な形」についてお話しします。 表(1)を見てください。表1 わずか十語たらずですから、これをしっかり覚えましょう。 では、さっそくトレーニング。冒頭に紹介した三つの文を尊敬表現に変えてください。 また、「どこへ」は「どちらへ」というように、尊敬表現にふさわしい改まったことばがあります。尊敬語の基本形「お(ご)?になる」「れる、られる」と表(1)の特別な形、そして表(2)の改まったことばを上手に使えば、尊敬語はもう大丈夫。相手に失礼になるという心配はありません。 |